貴社が繊維製品や皮革製品を製造していなくても、貴社のサプライヤーがMADE IN GREENの条件を満たしていれば、ラベルを発行することができます。ブランドや小売業者は、MADE IN GREEN基準のすべての要求事項を満たすことを条件に、サプライヤーのMADE IN GREEN製品認証番号を自社の名前で再ラベル表示することが可能です。

OEKO-TEX® STePラベルに個別の認証番号を付けて、製品ラベルとして使用することはできません。OEKO-TEX®の利用規約では、STePラベルはB2Bコミュニケーションに限って認められています。STePラベルのほか、OEKO-TEX® MADE IN GREEN、OEKO-TEX® STANDARD 100、OEKO-TEX® LEATHER STANDARDなどの消費者向けラベルの詳細については、OEKO-TEX®の「ラベリングガイド」をご覧ください。

OEKO-TEX® ECO PASSPORTで認証されるか、またはOEKO-TEX®のACPリストに掲載されれば、OEKO-TEX® STANDARD 100等の適用規格に活用することができます。このような認証やリストがなければ、OEKO-TEX®はその化学薬剤の適合性を確認することができません。このような場合、OEKO-TEX®マークを特定の製品に関連する形で使用することは、化学薬剤の製造業者または販売業者によって禁止されています。

 

ただし、化学薬剤の製造業者や販売業者がOEKO-TEX®の規格に文章で言及することを選択した場合は、自己宣言とみなされます。製造業者または販売業者は、OEKO-TEX® STANDARD 100への適合性に関する "自己宣言 "は、"検証されていない自己宣言 "として強調表示しなければなりません。このような宣言に関しまして、OEKO-TEX®は関与していませんので、いかなる責任も負いません。

STANDARD 100とLEATHER STANDARDの規制値は、化学物質の登録・評価・認可及び制限に関する欧州議会及び理事会規則(EC)No 1907/2006(2006年12月18日,REACH付属書XVII・付属書XIVの関連項目に適合しています。

欧州化学品庁の高懸念物質(SVHC)候補リストのうち、繊維・皮革に関連する物質はすべて、STANDARD 100とLEATHER STANDARDの対象であるため、サプライチェーンの各事業者等へのSVHC伝達義務が免除されます。ただし、まれに技術的な制限によりSVHCの含有を回避できないケースがあるため、認証書の認証範囲にその旨を明記することにより、伝達義務をサポートしています。

 

さらに、残留性有機汚染物質に関する欧州議会及び理事会規則(EU)2019/1021 (2019年6月20日,POPs 規制)にも適合しています。 

 

STANDARD 100規格はGB 18401規制値のすべてに準拠し、同等の製品分類を行っています。ただし、GB 18401にはSTANDARD 100認証範囲に該当しないラベル表示要件も含まれています。

 

さらに、OEKO-TEX®認証機関はすべてCPSC(米国消費者製品安全委員会)の認定を受けているため、STANDARD 100(製品分類クラスⅠ)の試験報告書は、幼児用製品に含まれる鉛の総含有量(CPSIA,ガラス製のアクセサリーを除く)に関する適合証明にもなります。
OEKO-TEX®は、AFIRM(アパレル/フットウェアにおける国際的な制限化学物質リスト管理団体)、ZDHC(有害化学物質排出ゼログループ)リスト、その他の法規制や関連のMRSL/RSLなどを定期的に監視しています。


日本においては、有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律に適合しています。

ペルフルオロオクタン酸(PFOA)は特定のPFAS化合物で、染色やコーティング用のフッ素含有ポリマーの合成など、繊維産業のさまざまな工程で工業用界面活性剤として使用されています。
 

ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)もまた別の界面活性剤で、以前は繊維製品の防水加工など、さまざまな繊維保護製品の主要成分でした。
 

環境/人体への重大な危険性によりPFOSは2009年、PFOAは2020年からEUで規制され、現在では使用禁止になっています。

ペル/ポリ フルオロアルキル物質(PFAS)は、PFOAやPFOSを含む有機フッ素合成化学物質の大きなグループです。PFASは撥水、撥油、防汚の特性を持つため、長年にわたり様々な産業で使用されてきました。繊維産業は世界的にPFASを最も多く使用する産業のひとつであり、繊維染色を促進する化学薬剤や仕上加工剤として、特に防水性のアウトドアウェア、レインジャケット、消防士用具、スポーツブラ、室内装飾品などに幅広く使用されています。

OEKO-TEX® ORGANIC COTTONの認証はまず農場で行われ、そこで綿花はIFOAM(国際有機農業運動連盟)が定めた一連の基準のいずれかに従ってオーガニックと認証されます。オーガニックコットンはその後、OEKO-TEX®の管理の連鎖を通じて、既製品の繊維製品に至るまで、サプライチェーン全体で追跡されます。 


さらに、従来の農業で広く使用されている遺伝子組換え作物の検査や農薬の検査を行うことで、農場から出荷される綿花がオーガニックであることを保証します。 

OEKO-TEX®では、製品の販売や製造は行っていません。「OEKO-TEX®バイイングガイド」をご利用いただき、OEKO-TEX®規格を取得している繊維・皮革メーカーをお探しください。詳しくは各国のOEKO-TEX®認証機関にお問い合わせください。

「審査中」は、認証書が更新中であることを示し、次の1年間に向けた審査と試験を進めています。
OEKO-TEX®認証書の有効期間は1年で、パートナー認証機関で認証素材の再試験を行い、最新基準への適合を確認します。
 

認証の有効性を確認するには、ラベルチェックツールを使用し、ラベル番号を入力してください。製品の認証取得が謳われている場合、パッケージまたは製品自体に固有の認証番号が記載されたラベルが貼付されているはずです。そうでない場合は、認証機関にてさらなる調査を行いますので、製品へのリンクをお知らせください。